再開、再考、再構築、4日目

本棚をオフィスの壁両面に置いたことで私の中でオフィスの意味合いが変わった。それまではコーチングのクラスやセッションがメインの目的だったのが、一気に私の探究のための目的に変わった。自分のために使う空間という意味合いが大きくなり、他者のためという視点がほとんどなくなった。それは主に自分から見て私自身にどういう影響を与えるかどうかという視点に変わった。それは即ち、他者の生産性や創造性のためというよりは、自分のそれがあがるかという視点である。本の配置はそのため大きな位置を占める。最初は元あった本棚の配置をもとに新しい本棚に並べていったが、いったん並べたあとでその空間にいると脳がぐちゃぐちゃになった感じがして眩暈すら覚え気分が悪くなった。吐き気がするほどだった。それで、意を決して本棚の中をすべて中央の机に出して一から、私の中での関連性を踏まえたカテゴリー分けや置く場所の位置関係を決めていった。何度も起きなおしてやっとしっくりくるものになり、眩暈は改善した。考えてみれば自分を取り巻く空間なので私の脳の中。にいるのと同じ空間になっているのかもしれない。そのようにして並べてみると、私の今の興味や新しさや本質的な重要度が一目でわかることに気づく。これは紙の本だから感じられることで、電子書籍では絶対に無理なことだろう。今のこの環境を本当にありがたいと思う。並べてみなければわからなかった、これも一種の自己認識だろう。

 

2020.5.18.am9:08

 

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